第9回佐賀大学ホームカミングデーが開催されました

update: 2020.11.25

 去る2020(令和2)年11月14日(土)14時より16時半まで、佐賀大学本庄キャンパスの理工学部6号館2階多目的セミナー室において、第9回佐賀大学ホームカミングデーが開催されました。対象者は、本学同窓生及び名誉教授です。今年は、新型コロナ禍の中、例年より出席者は少ないようでした。名誉教授は13名、同窓会関係者は15名で、そのうち理工学部同窓会会員の出席者は7名でした。また、例年開催されている懇親会は中止となり、代わりに佐賀大学役員との懇談会が開催されました。

以下、ホームカミングデーのプログラムについて簡単に流れを紹介します。
 渡孝則副学長の司会で開会し、役員紹介のあと、児玉浩明佐賀大学長の歓迎の辞とスライドを使って懇切丁寧な大学の近況報告がありました。内容は、数字で見る佐賀大学、佐賀大学の入学者の出身地、令和元年度佐賀大学決算の概要、新型コロナウィルス感染症への対応、入学志願者獲得に向けた取組、佐賀大学のこれからにむけてのビジョン2030など、分かりやすくまとめられた説明でした。引き続き、来賓を代表して川副操佐賀大学同窓会会長の挨拶がありました。
 大学の研究紹介としては、「会社を立ち上げる前と後の裏話~クラウドファンディングやコンテストの本当の意味とは~」という題目で、株式会社山城機巧代表取締役社長の山城佑太氏の講演があり、続いて「研究成果の社会実装に向けた取り組み~人工知能/情報サービス/フワットを例に~」という題目で、佐賀大学理工学部准教授の中山功一氏の講演がありました。山城氏は理工学部同窓会の現役員でもあります。また、中山氏は山城氏の研究所属学科は異なりますが、ベンチャー企業の指導教官でもあります。中山氏は、学生に「知る➞理解する➞作る➞使う➞役に立つ」をモットーにして深く学ぶように、そして若者が未来を創るように指導されているようで、のびのびした学生の指導方法に深い感銘を覚えました。
 その後、佐賀大学校友会学生活動支援事業奨励金等受給者による報告会がありました。報告者は、教育学部学校教育課程の國弘貴之君と、芸術地域デザイン学部の首藤舞央梨さんで、それぞれアメリカのスリッパリーロック大学とリトアニアのヴィータウタス・マグヌス大学への海外派遣短期留学は非常に貴重な経験であったとのことでした。ただ、新型コロナ禍のため、帰国に苦労されたとのことでした。二人の今後の活躍を期待したいですね。
 閉会後、理工学部8号館北側玄関にて記念撮影がありました。その後、佐賀大学役員との懇談会が開催されました。懇談会では、皮切りになるようにと、学長から令和元年度における会計検査院決算検査報告において、本学の「震災復興医療体制整備システム」事業が不当事項と指摘されたことについての詳細な説明がありました。また、会場から4件の質問やコメントがあり、予定より少し時間オーバーして閉会しました。

(文責:穗屋下)