2024年度理工学部キャリアデザインセミナー(物理学)を実施
update: 2024.11.18
実施部門: 物理学部門
実施年月日: 2024年11月11日(月)
セミナー①
講師氏名: 岡元 沙蓉子 氏(物理科学科・2017年入学)
就職先: 株式会社オープンストリーム
タイトル: 就職活動、企業選択と勤務先の紹介
<講演の概略>
就活については、自分の「軸」を明確にしてから、それに沿って活動をすること。活動の内容は、サイトに登録し、コロナ禍の時節柄、合同説明会・懇談会はすべてリモートであったこと、インターンシップ・企業訪問は行わなかった。
勤務形態はフルリモートであること、コミュニケーション力のある会社を選択。
業務内容は、コーディング、システム設計、仕様書作成が主たるものである。
大学での学びで役に立ったことは、モノが見えない仕事で論理的な組立や相手にこちらの思考を伝える場面が多いが、これらは大学院のゼミで行っていたことであった。また、コードからプログラムの動作を想像することや、論理的説明能力、英語力が特に役立った。
セミナー②
講師氏名: 松本 祐樹 氏(物理科学科・2009年入学)
就職先: 日本オラクル株式会社
タイトル: 卒業から就職、転職と現在の業務
<講演の概略>
最初の会社(エコー電子工業)入社までの話と、当該企業での業務について紹介があった。独立系SIerと言われる企業で、他社製の販売管理システムのカスタマイズが主たる業務で、カスタマー先に常駐することもあった。
ただ、他社製品のカスタマイズよりも仕事の幅を広げ、自身の能力の向上を目指して転職を検討した。
その目的を果たせる企業として、2019/3に日本オラクルに転職。
業務はITコンサルタントで、従来からのデータベース系のソフトウェアベンダーの他、クラウドプロバイダーの業務に携わっている。AWSなどと競合する自社開発のERPシステムとのデータインテグレーションを構築するなどをしており、コロナ禍以降はリモートワークになった。
就活に当たっては、興味を持てることを見つけること、最初の就職が全てではないこと、を強調していた。
<担当教員の所感>
理工リテラシーS3の履修者35名と、都合の付いた大学院生が3名参加していた。
今回は二人ともIT企業であったが、会社の規模・業務が異なり、卒業してからも10年程度違う学生を選んで講師をお願いした。
これから本格的に就活を始める学生にとっては、就活の仕方から転職に至るまで、先輩の経験を直に聞ける貴重な機会であったと思う。
(担当教員:船久保 公一)
セミナーの様子