2024年度理工学部キャリアデザインセミナー(機械工学)を実施
update: 2024.11.14
実施部門: 機械工学
実施年月日: 2024年11月6日(水)
セミナー①
講師氏名: 岡 佑亮 氏(機械システム工学科 2008年入学)
就職先: 株式会社酉島製作所
タイトル: 就職活動と株式会社酉島製作所での現在
<講演の概略>
まず会社の紹介がありました。
次に自身の就職活動を振り返って、経験や当時の状況についてお話いただきました。流体機械の設計をやりたいことがまずあったので、会社のネームバリューをとるかやりたいことを優先するのかは、人それぞれの判断になると思いますが、やりたいことを優先した経緯についてお話いただきました。
また、会社での現在の業務内容についてお話いただきました。会社の設計業務のために、各種資格を取得して、大きなポンプを一人で設計して製品が完成したときの喜びについてお話しいただきました。
聴講学生の態度はとても良く、皆熱心にメモを取りながら聞いていました。ご講演の後、水素関連の技術開発の最先端に関する質疑、業務でのトラブル対応についての質疑、就職先の会社の選び方のポイントの質疑などがなされました。
セミナー②
講師氏名: 佐藤 祥二 氏(機械システム工学科 2010年入学)
就職先: 株式会社三井三池製作所
タイトル: 就職活動と株式会社三井三池製作所での現在
<講演の概略>
まず会社の紹介がありました。
次に自身の就職活動を振り返って、経験や当時の状況についてお話いただきました。流体機械の設計をやりたいという方針を立てて、1社目ではうまくいかず、複数受験して現在の会社に就職することになった体験談を詳しくお話いただきました。
また、会社での現在の業務内容についてお話いただきました。水車の設計業務だけでなく、顧客からの注文から、設計・製作、据え付けて現地で稼働する様子まで、一連の流れを詳しくお話しいただき、完成したときの達成感についてもお話しいただきました。
聴講学生の態度はとても良く、皆熱心にメモを取りながら聞いていました。ご講演の後、案件の並行など業務に関連する質疑、納入先の詳細な状況の質疑などがなされました。
<担当教員の報告>
集まった学生は、機械エネルギー工学コースとメカニカルデザインコースの3年生が90名、機械工学分野の大学院修士1年生が20名でした。聴講学生の態度はとても良く、皆熱心にメモを取りながら聞いており、質疑においても活発に質問がありました。2人の講師とも、現在の業務の中心が設計なので、大学での学習がそのまま就職後も生かせることをお話しいただきました。大学での学習がそのまま就職後も生かせることは、教員から言ってもなかなか学生は本気で聞いてくれませんが、年齢の近い先輩の言葉は、学生の心に響いたのではないかと思いました。
学生にとって、これから進路を本格的に検討するための貴重な体験になったと思います。
(担当教員:木上 洋一)
キャリアデザインセミナーの様子