第7回菱実会賞表彰式を開催

update: 2022.12.19

 菱実会賞は,佐賀大学理工学部に入学及び卒業した学生で,かつ同窓会会費を納入した正会員で,社会活動,課外活動,学術研究活動等において,成果や評価が顕著であると認められた者を表彰するための菱実会(理工学部同窓会)独自の取り組みです。2021年度から,学部生部門(理工学部の在学生)の他,大学院生部門,社会人部門に広げて募集おります。
 2022年度は,学部生部門から2件,大学院生部門から1件の申請があり,審査の結果3件とも採択されました。残念ながら,今回も社会人部門からの申請はありませんでした。
 表彰式は,2022年12月12日(月)に,菱実会役員会に引き続いて開催されました。受賞者および活動理由は次の通りです。2名の受賞者が所要が生じたため1名だけの表彰式になってしまいましたが,和やかな雰囲気のうちに閉会となりました。
 
【受賞者及び活動等】
 受賞者:高津 汰耀 氏(理工学部2020年度入学 ネットワーク工学コース)
 活動名称:合同会社sunappの起業と地域スポーツ支援活動
 活動内容:学生ベンチャー企業である合同会社sunapp(スナップ)を立ち上げて,代表に就任した。バスケットボールを中心とした地域スポーツの支援活動に取り組んできた。特に,大学で学んだ情報技術を活用し,大会運営や部活のマネージメントを支援するアプリを開発した。 さらに,福岡県新宮町で活動する小学生向けドッジボールチームでの指導・運営や,佐賀大学公認同好会であるバドミントンサークル「佐賀大Geese」の運営など,地元地域のスポーツ活動の支援に取り組んできた。
 
 受賞者:糸永 太一 氏(理工学部2020年度入学 メカニカルデザインコース)
 活動名称:佐賀大学初の技術系サークルの立ち上げ及び飛行ロボットコンテストへの出場
 活動内容:航空研究会の立ち上げ,代表を務めています。自作無人飛行機の設計製作及び飛行が主な活動です。製作した機体で全日本学生室内飛行ロボットコンテストへの出場をし入賞を目指しています。初出場時は点数を記録することができませんでしたが,今年の大会では機体の精度も上がり得点することができました。初の技術系のサークルとしてもの作りに興味がある学生の1つの選択肢になり,設計,材料選定,製作,改良の一連のプロセスを学べる場となっています。
 
 受賞者:西村 奏波 氏(理工学部都市工学科 2017年度入学)
           (現在:理工学研究科 建築環境デザインコース)
 活動名称:日本建築学会九州支部 2021年度建築九州賞研究新人賞受賞
 活動内容:日本建築学会九州支部において,「チェンマイ市歴史地区における公共施設の一時避難収容人数を考慮した内水氾濫時の宿泊観光客避難に関する研究」と題した論文発表をオンラインで行い,その際に全分野の災害関連を対象とする災害委員会から推薦を受け,本賞を受賞した。本賞は,(一社)日本建築学会九州支部研究発表会今後の発展が期待できる若手研究者及び大学院生等の研究を表彰するものである。佐賀大学理工学部卒業生で初の快挙となった。
 
【表彰式の様子】

 

 

 

【受賞者の声】
〇この度は,菱実会賞をいただきありがとうございました。素晴らしい先輩方が受賞されてきた賞をいただき,とても嬉しく思います。今年は,福岡県の小学生向けスポーツチームや佐賀大学の公認サークルの代表に就任したり,8月には合同会社sunapp(スナップ)を設立したりと,変化の大きな一年でした。いずれも,まだまだ成果を残せているとは言えないと思っております。今後は,菱実会賞に恥じないよう,さらに精進していく所存です。同窓会の皆さま,推薦してくださった中山先生,本当にありがとうございました。(髙津 汰耀)

 〇この度は,菱実会賞という素晴らしい賞をいただけることとなりましたこと,心より感謝申し上げます。今年は今までの佐賀大学理工学部の先輩方が成し得なかった,日本建築学会九州支部2021年度建築九州賞研究新人賞を受賞することができました。このことは今後の研究の励みになると思います。今後は,菱実会賞受賞に相応しい大学院生活を送り,さらなる成果を挙げられるよう鋭意努力していきたいと思います。同窓会の皆様,この度は本当にありがとうございました。(西村 奏波)