2名の学部生が菱実会賞を受賞
update: 2021.12.22
菱実会賞は、佐賀大学理工学部に入学及び卒業した学生で、かつ同窓会会費を納入した正会員で、社会活動、課外活動、学術研究活動等において、成果や評価が顕著であると認められた者を表彰するための理工学部同窓会(菱実会)独自の取り組みです。
2021年度から、学部生部門(理工学部の在学生)の他、大学院生部門、社会人部門に広げて、2021年5月1日(土)~10月31日(日)に募集したところ、大学院生部門、社会人部門からは申請はなく、学部生部門から2件の申請があり、2件とも採択されました。
2021年12月22日(水)、授賞式は菱実会役員会に引き続いて開催されました。受賞者および受賞理由は次の通りです。
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受賞者:ヨシ イズディン アズハル 氏(機能物質化学、2017年入学)
題 目:留学生と佐賀の架け橋のための国際交流活動の企画・運営
受賞理由:①ランゲージ・ラウンジを開催して、多くの留学生と日本人学生との交流をはかり、②フィールド・トリップにより、留学生と地域との懸け橋になった。カルチャー・ナイトというイベントを提供して、佐賀大学で世界の文化を体験できた。様々の世界観に触れることにより、様々の考え方を理解し、皆が納得するようにまとめることができたとのこと。成績も優秀で菱実会賞にふさわしい学生である。
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受賞者:冨安 勇佑 氏(物理学コース、2019年入学)
題 目:全日本武道空手道選手権大会(フルコンタクト)
受賞理由:2019年12月7日、第53回自由組手全国大会の一般の部、軽量級で優勝、中量級で準優勝。自由組手全国大会は無門会空手が主催。無門会空手は世界で約20カ所の支部がある。時には、プロのキックボクサーも参加する。一般的に知られている極真空手との違いは、顔面や金的への攻撃が禁止されていないことで、相手の攻撃を無効化する頭脳プレイが求められる。小さい頃いじめられていたが、そんな自分を変えるために入門し、今では、勉強と両立でき、空手は人生幹になっているとのこと。成績も優秀で菱実会賞にふさわしい学生である。
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【受賞者の声】
(ヨシ イズディン アズハル 氏)
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(冨安 勇佑 氏)
この度は、菱実会賞に私の活動を採択していただきありがとうございました。勇気を出して応募した甲斐がすごくあったと思います。応募した理由は、この賞を欲しいということはもちろん、みなさんに私の学んでいる無門会空手という武道があるということも、知って欲しいという思いもありました。
武道の世界はスポーツレベルでは計り知れない深さがあります。その深さとは肉体よりもむしろ精神に本質をおいた武道で、それが無門会空手の追求する至高の武道です。この武道を学ぶことにより、いじめられていた自分は大きく成長しました。今後も継続し、日々成長していきたいと思います。これからも賞を貰えたことに感謝して、大学生活と武道の道を歩んでいきます。この度は本当にありがとうございました。