2021年度理工学部キャリアデザインセミナー(都市)を実施

update: 2021.12.15

セミナー①
実施年月日: 2021年12月15日(水)
 講師氏名: 石橋 靖亨 氏(都市工学科・2003年入学 )
  就職先: 鹿島建設株式会社
 タイトル: ICTで変わる建設業の未来と現在
<話の概略、聴講学生に対する感想など>
 建設業とは、ゼネコンとは、土木工事とは、といった導入部のご説明から、国土交通省が進めているi-Constructionに対する、弊社の取り組み事例を紹介しながら、工事現場やゼネコンの働き方の未来をご説明させていただいた。また、小職の現場におけるICT取組事例を紹介させていただいたことが、現在のICT推進や導入状況の現実を知っていただき、学生の皆さんが働く際のイメージにつながる一助となれば幸いである。ご聴講いただいた学生の皆様は、ご自身の仕事を選択する最中であることを感じさせるようなお顔付で、時より頷く様子も見られ、業界人としては、一人でも多くの学生の方に、このゼネコン業界に入職していただきたいと感じたと共に、質疑を通じ、大学OBとして、各人が持つ多様な能力、個性を十分に発揮できる環境を選んでいただきたいと感じた。

セミナー②
実施年月日: 2021年12月15日(水)
 講師氏名: 牟田 亮介 氏(都市工学科・2003年入学 )
  就職先: 松尾建設株式会社
 タイトル: 建築施工管理の業務内容と魅力。Uターン就職とBIMについて
<話の概略、聴講学生に対する感想など>
 前半は当社の強みと地場コンの魅力、マツオアカデミーの仕組みや学べる環境の紹介、建築現場管理における仕事の魅力や実情、過去の施工事例を基に自分の経験談等を話させて頂いた。後半は設計部よりUターン就職への経緯や当社のBIMでの取り組みや施工事例等を紹介した。現場で御清聴頂いた学生の方々は基盤工学専攻との事で、伝わりづらいことが多かったかもしれないが、自分の経験より将来の道を狭めることなく、建築・設計等いろいろな道が選択出来ると感じて頂けたら、幸いである。今回の機会を通して、多くの学生にゼネコンという職に興味を持っていただき、また地場コンに魅力を感じて頂けたなら、今後の佐賀における建設業界に更なる活気があふれ、佐賀大学にとっても当社にとっても微力ながら互いに飛躍を願える場であり、非常に有意義なセミナーであった。

担当教員の報告:
 新型コロナウイルス災禍の渦中の実施を余儀なくされたため、人数制限を伴う対面およびMicrosoft Teamsによるオンライン併用のもと、本セミナーの実施に踏み切った。Microsoft Formsを用いて事前の参加者を募り、35名の学生の参加を得た。令和4(2022)年度に本格的な就職対策を控える3年生および修士1年生を中心とする参加であった。理工学部同窓会から小玉純士副会長のご臨席いただき、講師陣および都市工学部門長を交えた昼食懇談会から本セミナーの終了にわたり、貴重なご指導をいただいた。講師陣にはご来学いただき、ライブ形式によりそれぞれのご講演をいただいた。また、講演中の録画についてもご快諾いただき、得られた録画は現在もMicrosoft Teams上に公開している。セミナー終了後はMicrosoft Formsを用いて参加者に質問・感想を寄せていただき、講師陣に送信の上回答に臨んでいただいている。当部門の卒業生によるご登壇は学生たちの気持ちを和ませる効果があり、対面式に匹敵する質疑応答の場面も得られ、有益であったと自負される。 

(担当教員:日野 剛徳)
  

(※両講演とも現在もMicrosoft Teamsにおいて視聴可)