2019年度理工学部キャリアデザインセミナー(数理)を実施
update: 2020.01.14
セミナー
実施学科: 数理科学科
実施年月日: 2019 年12 月19 日(木)
講師氏名: 白谷 崚 氏 (平成27年大学院入学・数理科学専攻)
就職先: 富国生命保険相互会社
タイトル: アクチュアリーについて
<話の概略、聴講学生に対する感想など>
この度はお呼びいただきありがとうございました。内容は、生命保険について、実際の仕事、アクチュアリーの活躍場所、アクチュアリー試験、就職活動についてお話ししました。
初めに、アクチュアリーという職業について全く知らない人にもその存在意義と役割について知っていただくために、生命保険とは何かについてご説明し、実際の業務や仕事のやりがいについてお話しいたしました。そして、アクチュアリーとして働く上で必須とも呼べるアクチュアリー試験についての概要と試験問題についてもお話しさせていただきました。これから就職活動を控える学生の方々が、アクチュアリーという職業も一つの選択肢として視野に入れていただければ幸いです。話を聞いていただいた学生の中でも、アクチュアリーについて興味を持ち、質問に来ていただいた方がいて、私が学生の頃よりアクチュアリーに関する情報提供の機会が増えていることを実感いたしました。
私自身教職員と一般企業のどちらに就職するか迷っていたこともあったため、編入試験を含め、大学時代どのような思いで就職に向けた活動を行っていたかに重点を置いてお話をさせていただきました。教員志望の方が多い数理科ですが、一般企業にも大学時代の数学を学んだ経験が活かせる場面はたくさんありますので、今回の話を聞いて様々な選択肢を視野に入れていただき、納得のいく就職活動ができることを祈っております。
担当教員の報告:
理工学部数理科学科2年生1名、3年生27名、理工学研究科数学コース1年生3名の出席があった。生命保険会社の方による講話では統計学、データの分析といった内容にも触れられ、本学科の授業と社会とのつながりを具体的に認識するための貴重な機会が得られたと考えられる。また、ご自身の就職活動の経験も話して下さり、特に保険業界へ進みアクチュアリーを目指そうとする学生には大変参考になったはずである。引き続いて、就職活動を終えた4年生2名からアドバイスしてもらう機会を設け、民間企業への就職活動や教員採用試験へ向けてのノウハウの提供がなされた。アンケート回答から、本セミナーにはどの聴講学生にとっても進路活動のための有益な情報が含まれ、意欲を高める効果があったことは明白であった。
(担当教員: 半田 賢司)
理工学部キャリアデザインセミナーの様子